滋賀県彦根市
小野太鼓踊り
(彦根市無形民俗文化財)

2012年9月29日。
彦根市小野町で太鼓踊りが76年振りに奉納されました。
江戸中期に始まったと言われ、雨乞いや豊作を祈念して踊られていましたが
昭和11年を最後に途絶えていました。
昭和49年に発足した小野町太鼓踊保存会の努力により、今日76年振りに
完全な形で披露される事になりました。
新幹線と名神高速道路の狭間で
時代の流れに抗うように静かに佇む小野の在に
今日は華やかな一日が訪れました。

76年振りに太鼓踊り奉納です。
中山道を渡る風は
もう秋の色です。

その風に乗って、鉦や太鼓の音が流れてきました。

八幡神社までの「道行き」です。
「デン・デイコデン・デコデエー・デン・デイコデン」・・・・

往時をしのばせる古い家並みの残る中山道を
76年振りに鉦と太鼓が流れて行きます。


鎮守の森では、秋の木漏れ日の中
「豊年踊り」、「綾(あや)踊り」、「こきりこ踊り」が
約2時間に渡って奉納されました。
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