越中八尾
曳 山 祭

2013年5月3日、越中八尾の曳山祭に出かけました。

昨日までの雨も上がり、青空が顔を出す朝。
朝9時半の「曳出し」に間に合うよう、富山市内のホテルを後に
一路八尾へ車を走らせました。



曳山が出発する聞名寺に9時過ぎに到着。
ちょうど、出発に先立って式典の行われている最中でした。

境内に6基の曳山が勢揃いし、朝の光を受けて輝く姿を見た時は
鳥肌が立つほど素晴らしい光景でした。
江戸時代に富山藩の御納戸所として栄華を極めた町人文化を
今に伝える曳山祭。
曳山は「上新町」「東町」「西町」「今町」「諏訪町」「下新町」の6基が
郷愁を誘う街並みを巡行して行きます。
街角に一際響くお囃子に乗って、獅子が舞っていました。
 
今年の巡行は「西上がり」の為、西町から西新町に向かって上り
その後、諏訪町から下っていくルートです。

長い坂を車輪を軋ませながら下っていく光景は、
優雅さの中に迫力があり圧巻です。

急激に方向転換する「角廻し」が成功すると、観客から拍手喝采。
町人の心意気を感じる瞬間です。
諏訪町の長い坂を下っていく曳山。

坂の上から眺めると、低い軒先をかすめる様に進む曳山が
モノトーンの甍の波の中に、光を受けてきらっと輝き、何とも言えぬ
素晴らしい光景です。
午後7時。
この季節にしては肌寒い風の吹く夜。
一斉に提灯があげられ、夜の闇に曳山が浮かび上がってきます。
いよいよ「提灯山」の曳出しです。

提灯山は十三石橋を出発し、八幡社に拝礼後、
各町内に帰って行きます。
提灯山の賑わいは深夜まで続くようですが、
帰路の事を考え、午後9時に八尾の街を後ろ髪をひかれる思いで
後にしました。

機会があれば、また訪ねたい曳山巡行でした。
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