長浜市

長沢御坊福田寺
公 家 奴



2013年5月4日 撮影


長浜市長沢の長沢御坊福田寺で公家奴が行われました。

江戸の末期、1850年に、長浜御坊福田寺次期住職となる
「息長本覚摂専」の妻に、彼の従兄弟にあたる井伊直弼
の紹介で、摂政関白二条斎敬の妹「かね子」姫を妻に
迎えることになりました。

京の都からこの地迄の長い道中に同行した奴の振りを
村人達が真似て、今に伝えられると言われています。

一時、戦中に途絶えましたが、昭和27年に復活しました。
滋賀県の無形民俗文化財に指定され、今は保存会の
人達によって守られています。
公家奴の特徴は
足の裏を見せないで静々と行列すると言われています。

この公家奴は珍しく、今に伝えられているのは
長沢地区だけと言われています。

「エンヤマカナ〜イ」
「アレワイサ〜ノサ」
「ア〜ベッピンサンダ〜ナ〜」
時折聞こえる奴の掛け声が静かな長沢の集落に
響いていました。


春の公家奴行列は、福田寺の守り神である熊野神社の春の例祭
に奉納されます。
長刀で「入る」の文字描き、行列は鳥居をくぐって入場します。
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